2003年04月12日

桜の「ももいろ」

桜前線北上中。
今、日本中がももいろに埋め尽くされている。
私は、この時期に、桜が開花するということ自体、とてもとても意義深いことのように感じている。


新入学、新卒、新年度…日本人の私たちにとって4月の桜のシーズンは、「年始め」の意味を持っている。
桜には、新しく更新されてゆく私たちの門出に向けられた「祝福」の思いが込められているように思えてならない。


シンボリズム的に考えれば(←現象からではなく、その現象の背後にある『精神性』を起点として考えること──もう、慣れていただけましたか?)
桜の内に、そのような想いが隠されていると言えるだろう。


桜の中に、神様がいる?


桜は、神話に出てくるコノハナサクヤ姫の化身だとする説がある。
私は少しうれしくなる。
コノハナ様は、春が来るたびに、「祝福」のエールを贈ってくれている…
日本中に咲き乱れる このうすもも色は、たぶん、彼女の願いそのものなのだ。


ところで、この桃色という色、本当に不思議な力を秘めている。
私は、POPクリエイターという仕事をしているのだが、桃色を使ってPOPを書いていると、決まって「なんだか、シアワセ〜♪♪」な気分に包まれてしまう。


まあもちろん、この仕事が好きなので、どんな色であれ、製作中にはそれなりの幸せ感はあるのだけれど、100発99中『あの気分』を連れてきてくれるのは、桃色だけである。


これは、桜見をしている心境に近い。
というか、花見のために外出しようとする心境そのものだ。
外に桜が咲いてちゃあ、家になどじっとしていられないではないか。
桜のももいろは、心を浮き立たせる力がある。


コノハナ様の祝福は、この時期、日本中に一面、ももいろを、はらはらとまき散らせて、私たちを「外に出でよ」と、かき立てる。
新しい学校で、新しい会社で、新しい仲間と、新しい気持ちで始められるようにと、桜の女神は、新たなるステージへと私たちをいざなうのだ。


「子供が朝、ぐずっていたら、桃色の靴下を履かせるべし」
これは、私が体得した『ピンクソックスのメソッド』。

娘のために、とっておきの勝負靴下をスタンバイさせてある。

でも、今は桜。
だから、そんな小ワザは必要ない。
posted by ミケ at 15:07 | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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